出品商品への思い

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秋の露 蔵のこだわりRebornラベル

常楽酒造には約800本の熟成樽があります。「蔵のこだわり」は減圧蒸留の焼酎を樫樽で熟成。期間は3~5年。レギュラー商品より熟成期間を長めにし、樽による品質のばらつきを防ぐため、ブレンドを施してします。今回出品する「Rebornラベル」の商品は、売り上げの一部が熊本県南豪雨復興への寄付金となり、復興支援に役立てられます。常楽酒造には目立った被害はありませんでしたが、被災時には被害のひどかった蔵元に人を出し、復旧を手伝いました。「あの被害がなかったらと思うことはありますが、結束を固めて球磨焼酎を全国に広めていきたい」と副杜氏の吉田和弘さんは話します。「蔵のこだわり」の飲み方は炭酸割りが人気。吉田さんは「私は樽の風味が一番良く出るお湯割りが好きなのですが、今ひとつ浸透しませんね」と笑います。

常楽 ワイン酵母仕込み

「今までにない球磨焼酎をつくりたい」。麹を変えたり、酵母に工夫を凝らしてみたり、そんな中の一つがワイン酵母でした。吉田さんは「試行錯誤の繰り返しでした」と振り返ります。もろみの温度管理に気を配りながら、水やソーダで割ることを前提に開発を進めました。アルコール度数も25度から細かく刻みながら試飲を重ね、28度に決定。できあがった焼酎は「もろみの香りが残る甘みの強い焼酎に。白ワインに似ているかもしれない」と吉田さん。もちろん材料にブドウは使用していません。「少量のストレートで焼酎本来の味と香りを楽しみ、氷を加えたり、割ったりしながら味わってほしい」と吉田さんはアドバイスします。

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