誰かに教えたくなる蔵物語

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誰かに教えたくなる蔵物語

大きな木々に囲まれた敷地の一画に、常楽酒造の全商品を扱う売店が併設されています。球磨焼酎やリキュールを品定めしていると、プロレスラー・アントニオ猪木の大きな像が目の前に。実物大でしょうか。かつて常楽酒造が所属したグループ企業が展開していた「アントニオ猪木酒場」の名残なのだそう。猪木さんの揮ごうによるラベルの焼酎も、在庫がわずかに残っているそうです。代表的な詩から名を取った「道」は芋焼酎、猪木さんを象徴する言葉「燃える闘魂」は樽熟成の米焼酎。実は猪木さん、以前に常楽酒造を訪問されたことがあるそうで、写真も飾ってありました。ところがその日は「蔵の休業日だったようで、誰もお会いしていないと聞いています」と吉田さんが秘話を明かしてくれました。
 
アントニオ猪木さんといえばブラジルからやって来た日系人として一世を風靡。実は母方の祖父は相良姓で人吉球磨を治めていた相良藩の末えいといわれており、猪木さんも「熊本には特別な縁がある」と話されていたそうです。常楽酒造は球磨焼酎ファンばかりでなくプロレスファン、アントニオ猪木ファンにとっても聖地となりそうです。

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